三陸鉄道これまでのあゆみ ③
東日本大震災からの復興
2011年3月11日14時46分東日本大震災発生。
北リアス線、南リアス線共に地震、津波により甚大な被害を受ける。
東日本大震災被災記録写真

甫嶺駅

唐丹駅

釜石駅〜平田駅間橋脚

田老駅付近

駅舎ごと流された島越駅

野田玉川駅〜陸中野田駅間(当時)
緊急対策本部

列車を使って緊急対策本部が設けられた。


列車内の様子

対策本部となった列車

震災復興支援列車
震災の5日後の3月16日から、陸中野田駅-久慈駅間で運賃無料で運行した。(3月20日には宮古駅-田老駅間、29日には田老駅-小本駅間)


支援列車内の様子

自衛隊員延べ2,000人によるがれきの撤去など「三鉄の希望作戦」
島越駅の被災から運行再開までの様子

駅舎ごと流された島越駅

復旧工事

復旧工事

復旧工事

震災前の島越駅

現在の島越駅
現在の十府ヶ浦海岸駅〜陸中野田駅間の被災から運行再開までの様子

震災当時

復旧工事

復旧後
その他の東日本大震災復旧工事

甫嶺駅

田老駅ポイント付近

吉浜駅〜唐丹駅間/地震発生時鍛台トンネル内で緊急停車した車両を3ヶ月ぶりに外へ移動

車両輸送/分断された北リアス線のうち宮古駅〜旧小本駅間の車両を補うため実施

3年の年月をかけて段階的に運行再開


2012年4月 田野畑駅〜陸中野田駅間運行再開

2013年4月 盛駅~吉浜駅間運行再開

2014年4月 南リアス線全線運行再開
2014年4月 三陸鉄道全線運行再開

全線運行再開記念式典

田野畑駅

盛駅

宮古駅
全線運行再開の歩み

2015年12月 小本駅を岩泉小本駅に改称

2017年3月 十府ヶ浦海岸駅開業
震災学習列車
東日本大震災の記憶と教訓を語り継ぎ、被災地の「今」を列車で移動しながら直接「見て」「聞いて」「感じて」いただきたいと三陸鉄道では2012年から「震災学習列車」を運行しています。
たくさんの励ましやご支援をいただきました。

国や自治体をはじめ、全国、海外からもたくさんの励ましの言葉やご支援を頂きました。中東のクウェート国からも、岩手県を通じて約20億円のご支援をいただき、車両8両の新造や津波で流出した駅舎の再建に活用させていただきました。新造した車両や島越駅には、クウェート国からのご支援に対する感謝の気持ちをアラビア語、英語、日本語で表すとともに、クウェート国の国章を表示しています。

新造した車両と津波で流出した島越駅。駅舎入口の所には、クウェート国の国章と感謝の言葉が書かれたプレートが貼られている。

2013年、クウェート国の復興支援に当時の三陸鉄道の関係者が作成し、クウェート国に贈った寄せ書き。

2021年、震災発生から10年に当たり、駐日クウェート国特命全権大使ご夫妻をお招きして、クウェート国復興支援感謝列車の出発式が行われた。

恋し浜駅待合室には、折り鶴や復旧を願うホタテ絵馬が吊るされている。

 

震災当時、中学1年生だった三鉄の成瀨運転士。東京から三鉄を応援するため届けに来た。

自衛隊員延べ2,000人によるがれきの撤去など「三鉄の希望作戦」。
JR山田線釜石駅―宮古駅間移管に伴い、盛駅―久慈駅間「リアス線」誕生。

2019年3月23日、南リアス線、三陸鉄道に移管されたJR山田線、北リアス線が一つにつながり、盛駅―久慈駅間 総延長163㎞の「リアス線」が誕生。開通の当日は、釜石から宮古まで記念列車を運行して、駅には全国の三鉄ファンや運行を待ちわびていた地域の皆さんが集まり、小旗や大漁旗を振って歓迎してくれました。


2018年6月 JR山田線釜石駅~宮古駅間の三陸鉄道への移管決定に伴う新名称「三陸鉄道リアス線」PR開始。

2019年3月23日 三陸鉄道リアス線163㎞が新しく開通
駅のホームを埋め尽くすくらいに集まった三鉄ファンや地域の皆さん。地域の踊りや太鼓、横断幕で歓迎。
開業に併せ八木沢・宮古短大駅、払川駅の2つの新駅誕生
2019年3月 23日の開業日には宮古駅「さんてつや」もオープン

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